甲虫雑感録129版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



巨大な奇樹  12/07/20
直径1.2メートル。峠から森の中に入ると異様なオブジェが目にとまる。どのような工程を経てこの形になったのだろうか?
ヒメオオキバハネカクシ  12/07/20
体長8.9ミリ。腹節背の側縁3節が黄褐色になる。拾った朽木を叩くとたたくさん落ちてきた。朽木そのものより生えていたキノコに集まっていたのだろう。♂♀差を撮りたくて5〜6頭捕らえたが、撮影の段階で皆逃げられてしまい比較できなかった。蠅のように垂直離陸というか助走なしですぐ飛んで逃げるのには参った。 。
サシゲホソカタムシ  12/07/20
体長3.9ミリ。森の朽ちた太枝を拾ってはビニール傘の上で叩く法が主流となって度々落ちるホソカタムシ。ただ擬死状態から動き出すまで数分かかるので、擬死の形を見分けなければならない。
触角拡大  12/07/18
触角先端節が四角。
今日の樹液  12/07/18
キボシチビヒラタムシ(♂)  12/07/18
体長3.5ミリ。丸太の輪切りを重ねておくヒラタムシトラップ( 12/07/02 )で得られた。 拡大。顕著な黄紋があり同定は容易だが、北日本には黄紋がやや肩寄りにあるヒメキボシチビヒラタムシ(3〜4ミリ)が存在する。図鑑に見る♂の頭部は著しく大きくなるが、この個体はそれほどでもない。クワガタみたいに体長による体型の変化があるのかもしれない。
職員駐車場  12/07/17
夏の強い日差しの駐車場。原生林を切り開いて作っただけあって周りが蝉の大合唱でうるさい。
イカリモンテントウダマシ  12/07/17
体長3.2ミリ。図鑑にも斑紋変化が激しいことが書かれているが、これまで得られたのと違い黄褐色部分が多く明るい個体だ。また、同時に得られた別の個体だが触角の片側がなぜか淡くなっている。
クロダンダラカッコウムシ  12/07/17
体長7.5ミリ。ダンダラカッコウとの違いは単純に赤が入っていないだけと素人判断している。
側面像  12/07/17
樹液  12/07/17
裏山の頂上付近のコナラの根本に新たな樹液を発見。
マルモンサビカミキリ  12/07/14
体長6.6ミリ。小楯板辺りにも薄い白紋が存在する。
キベリハバビロオオキノコ  12/07/14
体長3.0ミリ。肩が最大幅の黄紋は縁に沿って翅端に達する。
クビアカモリヒラタゴミムシ  12/07/13
体長8.3ミリ。頭胸部の赤褐色と上翅の金属光沢との対比が美しいゴミムシ。金属光沢色は瑠璃色や緑色の個体がする。
虹色のゴミムシダマシ  12/07/13
菌類に侵された丸太などに一頭いれば近くに数頭見つかることが多い。虹色を写すのは割と難しく近接接写だとレンズの影がもろに出て見苦しい。(この画像だと複眼間に現われている)
ドウガネツヤマルトゲムシ  12/07/13
死亡個体?。やや光沢が風化したのか虹色光彩っぽくみえる。
キノコゴミムシダマシの一種  12/07/12
体長5.8ミリ。峠の大量の甲虫を吐き出す朽木から。短い角がある。
キノコゴミムシダマシの一種  12/07/12
体長4.0ミリ。峠の大量の甲虫を吐き出す朽木から。角にならぬ隆起がある。
コマダラコキノコムシ  12/07/12
体長4.0ミリ。斑紋変化の激しい種で真っ黒まで存在するが、肩紋が分断され、一寸コマダラコキノコムシらしくない斑紋に見える。
ハナノミの一種  12/07/12
ハナノミとハナノミダマシの比較。
ハナノミダマシの一種  12/07/12
比較用の側面像。
クリの花のビーティング  12/07/11
そういえば栗の花が満開時期だったことを思い出し、行ってみる。残念ながら甲虫量はすごいものの概知種のみであった。
アオオビナガクチキ  12/07/11
体長4.5ミリ。ナガクチキとしては珍しく花に来る種で、栗の花に大量にいる。顔を持ち上げ外界を覗いている。
ムツモンナガクチキ  12/07/11
体長7.0ミリ。朽木を叩いて。
横前から 
キノコヒラタケシキスイ  12/07/10
峠の大量の甲虫を吐き出す朽木から。
ヒレルチビヒラタムシ(♀)  12/07/10
体長3.2ミリ。これまで混同されることが多かったオオキバチビヒラタムシ(♀)、キイロチビヒラタムシ(♀)、セマルチビヒラタムシ(♀)などだが、この個体は前胸前角が鋭く、ヒレルチビヒラタムシ(♀)らしい。
前胸前角 
ハンノアオカミキリ  12/07/10
美麗種。
ニセツヤヒメコメツキダマシ  12/07/10
体長4.0ミリ。図鑑の解説にあった「上翅は各周辺部が赤化する」の表現がぴったり。
側面像 
触角 
ピン甘画像で申し訳ないが、明らかに第4節>第3節が判る。1.5倍ほどか。詳しくは12/06/29アイヌツヤヒメコメツキダマシと近似種Xylobius属との違いの項を参照。
アサギマダラ  12/07/10
峠の道路。優雅に舞う蝶と遭遇。
ツヤチビキカワムシ  12/07/09
最近、甲虫の採集法が大きく変わる。やたら叩きまくるビーディングは影をひそめ、地面に落ちている朽ちた枝を拾ってはビニール傘の上で叩く法が主流となった。このチビキカワムシもよく落ちる甲虫のひとつだ。
微小甲虫  12/07/09
体長1.3ミリ。現在、中クラスの甲虫が次から次と捕れているので、こういった微小クラスまで手が回らない。いずれ攻めないといけないのだが・・・。
アヤモンニセハナノミ  12/07/09
このニセハナノミもアカオビニセハナノミとともによく落ちる甲虫のひとつだ。斑紋変化が結構あり、後々並べて比較したい。
側面  12/07/09
アカオビニセハナノミとの違いは上翅の両サイドに小黒点がない。
微小甲虫  12/07/09
体長1.6ミリ。現在、中クラスの甲虫が次から次と捕れているので、こういった微小クラスまで手が回らない。いずれ攻めないといけないのだが・・・。


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