甲虫雑感録131版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



積乱雲 
夏らしい積乱雲を望遠にて。
アシブトカクホソカタムシ  12/08/17
体長1.8ミリ。種名が示すようにカクホソカタムシとの差は脛節の太さで判別するのが一般的だろうが、図鑑の標本写真をよく見ると触角の柄の太さも異なっていることに着目し、アシブトにした。
ケモンケシキスイ  12/08/17
体長4.6ミリ。♂の後脛節は湾曲するというが、この個体は♀かな。
ジュウロクホシテントウ  12/08/17
体長7.6ミリ。上翅片側に1・3・2・1と白紋は並ぶ。個々の白紋の多くは三角形で、一部消失することもあるようだ。
クチブトゾウムシ亜科  12/08/17
体長5.0ミリ。片側しか残ってないがキバがある。マツトビゾウムシの時も驚いたが、直に欠落するものの羽化直後には備わっているという。
ズグロホソオオキノコ  12/08/17
体長3.2ミリ。たまに見るオオキノコ。
キノコハネカクシの一種 
体長4.1ミリ。柔らかいキノコの傘の裏は、このハネカクシで埋め尽くされていた。
岩手郡葛巻町鰻沢  12/08/14
県北の葛巻町に来ている。川脇に生えている雑草を叩いてみる。
トビイロヒメハナムシ  12/08/14
体長1.9ミリ。上翅の点刻列は明瞭で、それに沿って条溝があるが、第1、2条以下は浅くて不鮮明。キク科の花に多いという。
やや前から 
・・・。
アカボシチビヒメハナムシ  12/08/14
体長2.0ミリ。たくさんのトビイロヒメハナムシの中に紛れていた。特徴は上翅後半にある赤紋の輪郭が不鮮明。
八幡平樹海ライン  12/08/12
標高1300m。高々度の山に来ている。
カラカネハナカミキリ  12/08/12
体長4.7ミリ。道路脇の大きなセリ系の花にて。紫ではなく緑とははじめてみる色で新鮮だ。
アカガネカミキリ  12/08/12
体長12.5ミリ。ダケカンバと笹が広がる高々度。後翅は退化して消失し、前翅も癒着し開かない。粗朶系サビカミキリよりもコブヤハズカミキリに近い雰囲気がする。
アオハムシダマシ  12/08/12
高々度は時期がずれているようで。美しいメタリックの代表種。
エゾマツシバンムシ  12/08/09
体長5.1ミリ。生体ではないが12/07/30に登場のオオナガシバンムシとは触角に違いが見られる。
触角と前胸 
シバンムシらしい?触角全体の7割を占める先端3節。
オオナガシバンムシ 
比較用の過去画像。
トゲバカミキリ  12/08/07
体長約12ミリ。粗朶叩き。
ノミヒゲナガゾウムシの一種 
図鑑にも相当数の未記載種があると書いてあるが、概知種でも難解のようで。
イヨシロオビアブ 
この時期、勤務施設内にも侵入しパニックを引き起こすが、野外、それも峠あたりはその比ではない。
キンイロアブ 
特に暑い日に現われる。イヨシロオビアブよりも狂暴といわれるのは人の頭部を中心に飛び回るからか。
人を襲うアブ2種 
2種とも体長は1センチ程度とウシアブなどと比べるとかなり小型だが、集団で執拗にまとわりつく習性は恐怖。お盆すぎには急に姿を見なくなるので、それまで採集は休止かな?
側面像 
・・・。
郊外型スーパー  12/08/04
この低い位置にある大型看板下で灯火採集すると面白いだろうな。
ヒラタドロムシ(♀)  12/08/04
体長6.6ミリ。昨晩飛来した生き残り。
チャボヒゲナガカミキリ♂  12/08/01
体長約10ミリ。よく似ているといわれるセミスジコブヒゲカミキリ↓。両者は触角で区別は簡単だが、前から並べてみたいとは思っていた。
セミスジコブヒゲカミキリ♀  12/08/03
体長約15ミリ。粗朶叩きで得られたが、♀は灯火にもよく来るようだ。
マダラフトヒゲナガゾウムシ(♂)  12/08/03
アブの襲来で採集どころではないが、なぜかまた峠にきてしまう。野外活動数分の短期決戦。たたき短棒とビニール傘を手に取り車外に飛び出すと、一目散に森の斜面を走り回る。落ちている適当に朽ちた枝を探し出し、付いている甲虫を叩き落とす。 体長8.4ミリ。短く太い触角。
触角拡大 
「♂は第5節から徐々に拡大し球桿をつくり、♀は第7節から拡大する。」とあるが、4、5節あたりは微妙で、第6節が確実に三角形に広がっているかで判断すると判り易い。
ニホンホソオオキノコ  12/08/03
体長3.5ミリ。それほど出会うことのないオオキノコだが、シイタケ栽培の害虫として知られる。
踊り場  12/08/01
裏山階段中腹の踊り場。
ハイマダラカギバラヒゲナガゾウムシ  12/08/01
カギバラのほかに、前胸後角の独特な突起も特徴のひとつか。


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