大倉沢林道 


勤務施設から山の峰を越えた反対側、雫石町大村にある魅力的な採集地にいって
きた。昨年10月17日の集中豪雨の被害が甚大で峠を越える県道がなかなか
開通しない。大きく迂回するコースだと、やはり昼休みでは無理な距離である。



ヘビ  08/06/08
林道に入る直前の舗装路にて。これから踏み入る区域がただならぬ場所であることを暗に伝えてくれる?。
大倉沢林道  08/06/08
それはこの林道の入り口付近、かなり開けた広大な土地のなかに数本の巨大ブナのオブジェが遺影を放っている。標高は3〜400メートルくらいとそれほど高くない(ここら辺の山頂は800mクラス)。エゾハルゼミの大合唱のなかに甲高い野鳥の声がこだまし、いかにも秘境にきた感じ。
12)アオアシナガハナムグリ  08/06/08
施設敷地内のガマズミにも現われるが出現頻度は極端にすくない。始めにのぞいた上の画像手前の花から存在するとはさすが秘境。
17)クロアシコメツキモドキ  08/06/08
前胸が正方形に近く前角が突出する。
ウスモントゲトゲゾウムシ  08/06/08
ふさげが特徴のゾウムシ。
ウスモントゲトゲゾウムシ  08/06/08
上画像とは異なる種だと思っていたがフサゲの位置が一致するので同種だと思う。
不明種  08/06/08
体長約4ミリ。巨大な頭部比はコオニケシキスイ属を疑うが、この属は全種斑紋を有する。ただナミモンコケシキスイは紋が消失することもあると解説してあるので、これかもしれない。。
ミドリヒメコメツキ?  08/06/08
金色の体色。緑ではないが、図鑑解説によると色彩変異が多く、銅、赤銅、唐金、金緑、青緑などの強い金属光沢を有するとある。
触角拡大  08/06/08
2、3節が割りと短く4節が最も長い。
キボシテントウダマシ  08/06/08
体長約5ミリ。ルリテントウダマシは大量にいるのに、この種は今回で2回目とあまり出会えない。
ジュウジアトキリゴミムシ  08/06/08
体長約6ミリ。雑草の葉上にて。フタホシアトキリはよく見るが、この種は初モノである。
キアシクロムナボソコメツキ?  08/06/08
体長約9ミリ。前胸後角の張り出しが足りないようにも見えるが、触覚の各節の長さ比などを中心に検討するとこの種が最も近いと思うのだが。
不明種  08/06/08
体長約6ミリ。大きさからナラコメツキモドキかと思ったが、前胸長さと幅の比が違う。
ベニヘリチビオオキノコ  08/06/08
キノコならぬ雑草の葉上にて。体長約4ミリ。卵型で淡色化した個体では赤色部は小楯板に達する。
ドウガネツヤハムシ  08/06/08
前胸と上翅の光沢の色がが異なるように見える。ここで捕ると普通種でも一味違って見えるから不思議だ。
ヒゲボソゾウムシの一種  08/06/08
大きく膨らんだ赤褐色の前腿節は、いつもクルミやフジの葉でよくみるリンゴコフキゾウムシとは違うかな?と感じる。たしか過去にキュウシュウヒゲボソゾウムシとした記憶があるが、生息地域の関係で間違いのようだ。まっ、手を出したくない甲虫分野のひとつではある。
ハネビロアトキリゴミムシ  08/06/08
前脛節端近くにトゲがある。
チビマルハナノミ属  08/06/08
マルハナノミ科の成虫は水辺の植物上によく見られる。日本からは40種近く記録されているが未記録種もかなりあるといわれる。
触角拡大  08/06/08
隠れている頭部を起こす時もある。