甲虫雑感録115版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



スカイ・クロラ  11/07/06
入道雲を望遠で捉えただけだが、手前が雲海にも見え、同高度を飛行中に撮影したカットのような錯覚に陥る。あ〜涼しいだろうなぁこんな高高度。
赤いハナノミ科の一種  11/07/06
体長4.5ミリ。肩が赤いハナノミ。今回は触角の各節がうまく写ったカット↓があり、その導入部分の全体像として登場。
触角拡大  11/07/06
ハナノミ科すべてに共通とは言えないと思うが、触角第3、4節が短小とは特異なパターン。
ナガコメツキダマシ(♀)  11/07/06
体長7.9ミリ。体色は黒から赤褐色と変異が大きい。
丸太  11/07/06
勤務施設の近くに丸太が積み重ねられているのを見逃さない。昼休みにこっそり潜入しチェックする。
オオギシバンムシ  11/07/06
体長3.0ミリ。前胸の下に頭部が隠れている。
側面像 
筒状の体。
フチトリコメツキダマシ(♂)  11/07/06
体長4.6ミリ。ムナクボミゾコメツキダマシと似るが、♂触角第3節葉片部は軸部よりはるかに長いことからこの種名とした。
これは難しいです。フチトリはムナクボミゾコメツキダマシよりもクシヒゲミゾコメツキダマシMicrorhagus ramosus (Fleutiaux,1902)に酷似しています。保育社の図鑑に検索表が付いていますが、難しく、今のところ雄の交尾器(形はものすごく異なる)でしか見分けが付きません。通常はクシヒゲミゾの方が多く得られます。だそうです。
オオヒラタハナムグリ(♀)  11/07/06
体長8.1ミリ。日付を見ての通り、雌雄同時に捕れたわけでない。
オオヒラタハナムグリ(♂)  11/07/05
体長7.3ミリ。クリの花から。チョッと毛色の変わったヒメアシナガコガネを見つけ、花粉を取りはらうとコレだった。
クリの花  11/07/05
地面というより雑草に接するクリの花。雑草はヨモギで・・・そう、誰も歩いた形跡がないのが凄い。だから虫もすごい訳で、ひと叩きでバサバサ大量に落ちてくる。
ビロウドアシナガオトシブミ  11/07/05
体長4.6ミリ。いつもの峠あたり(標高500m位)だと、わんさかいるが、下ではあまり見かけない。名前が示すように肉眼では毛房が敷き詰められているように感じるが、この画像くらいの拡大だと点刻列の穴がしっかり判り、ビロウド質感は目の錯覚のようにも思える。
アカバネツヤキクチムシ  11/07/05
これまで勤務施設近辺ではまったく見られなかった種だが、なぜか今年は「水辺の里」付近でたくさん見られる。
ナガハナノミ科  11/07/05
体長7.3ミリ。羽化不全個体だが。
触角拡大 
マルトゲムシの一種  11/07/05
体長2.8ミリ。体長以上に大きく感じ、ドウガネツヤマルトゲムシではないと直感する。
虹光彩 
深い緑系の虹光彩を放ち美しい。
側面像  11/07/05
体高が結構ある。
ドウガネツヤマルトゲムシ  08/04/30
比較用、特に体厚の違いを確認するために用意した過去画像。
コブヤハズカミキリ  11/07/02
地面を歩いていたのを捕らえ、葉に乗せて撮った。不自然だが脚や触角が地面と同化し判り難くなるのを防ぐ意味もある。
ケシキスイの一種  11/07/02
面白い斑紋の形。
ミヤマクロハナカミキリ?  11/07/01
体長8.6ミリ。ノリウツギの花から。
南昌第2トンネル  11/07/01
雫石スキー場で世界アルペンが開催されたとき、開通した新道。それがこれまで秘境であった「北の沢」にトンネルを介して風穴を開けた。標高3〜400mくらいか?
北の沢奥地  11/07/01
駐車するスペースなどないと思われていた2つのトンネルの間に無理やり車を停める。と意外にもそこに立て看板がある。宮沢賢治と現在地のゆかりについての解説で、要約すると「この急坂を降りた先の沢には水晶ザクザク」と書いてある。もちろん降りないで近くの草木をビーディング。
キスジナガクチキ  11/07/01
体長12.0ミリ。触角まで画面に入れると本体がものすごくちいさくなるので分割して余白に貼り付けた。
ハナノミダマシの仲間  11/07/01
花上にとても多いハナノミダマシ。頭部の形体などハナノミに似るが、触角各節の比率など大きく異なるようだ。
側面像 
ハナノミとの最大の相違点は尾節板(突起)がないこと。
登山道入口  11/06/30
今日も峠。峠からは山頂に伸びる登山道があり、「山頂まで1000m」「山頂の標高848m」と書かれた立て看板がある。もちろん登らないで近くの草木をビーディング。
ナガタマムシの一種  11/06/30
体長4.3ミリ。ベースは黒灰の体色だが、角度によっては水色メタリックを帯びる。
側面像 
ニンフホソハナカミキリ  11/06/30
体長8.7ミリ。ふわふわ飛翔している姿は触角の先端近くが白く輝きとても目立つんだけど、捕らえると生体エネルギーが減弱する感じで、くすんでくる。
ルリホソチョッキリ  11/06/30
体長4.0ミリ。複眼が大きいことからオオメイクビチョッキリあたりに目星をつけるが間違いだった。オオメイクビチョッキリの体色は黒で、瑠璃色光沢はありえない。


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