甲虫雑感録121 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



トビイロメダカハネカクシ 11/10/17
体長3.2ミリ。保存しておいた4日前の腐葉土篩いの土から得られた。体色の他に飛べないであろう小さい上翅も特徴のひとつ。図鑑では1種だが、最近トビイロメダカハネカクシ種群の表記も見られることから、隔離された地域ごとに種分化が進んでいるのが十分想像される。
ミジンムシ科 11/10/13
体長1.3ミリ。近くのケヤキ自然林に行って腐葉土篩い。
チビツチゾウムシの一種 11/10/13
体長3.5ミリ。腐葉土篩い。
側面像 
・・・。
不明種 11/10/12
1.3ミリ。ケヤキ樹皮下にて。はじめ強い光沢からヒメハナムシ科かな?と思ったが、触角の先端節が異様に長いことに気が付く。
ヒメハナムシ科の一種  10/11/24
比較用の過去画像。
マダラチビコメツキ  11/10/10
体長3.8ミリ。オレンジ色の体色に黒い斑紋が描かれ、他のコメツキと並べると派手な印象があるが体色変化が激しく、全身黒になる個体も存在する。
クロモンヒメヒラタホソカタムシ 11/10/07
1.9ミリ。ケヤキ樹皮下にて。全国的に普通種ながらその小ささゆえなのか、斑紋位置など比較できる画像が探せなかった。最後の頼りになったのは「ホソカタムシの誘惑」の細密画だった。
コブマルクチカクシゾウムシ? 11/10/05
今日も野外の落ち葉篩いは濡れていて無理なようで、先月末に保存しておいた腐葉土を調べる。体長3.4ミリ。イズマルクチカクシゾウムとかコブマルクチカクシゾウムシ辺りが近いようだ。
側面像  11/10/05
・・・。
五ヶ森の夕焼け 11/10/03
結構更新をサボっていたが、シーズン終盤を迎えこれからも更新は期待薄かな。今日は9/30に落ち葉&腐葉土篩いで保存しておいた土を調べた。
アリヅカムシ 11/10/03
たくさんアリヅカムシが含まれていたが、どれもこれまで捕れた種に分類されるようだ。
オノヒゲアリヅカムシ上族  11/10/03
体長1.4ミリとやや小さめのアリヅカムシ。
シリブトヒメコケムシ 11/10/03
体長1.2ミリ。四角い頭部にあごひげが生える。
紅葉は桜葉から 11/09/28
アメリカヒロシトリ・・アメリカシロヒトリあれ?どっちだっけ。ま、今年も作年に続き北上川沿いの道路に並ぶ桜がこのムシの被害に遭っている。樹種にあまり関係なく何でも食べるため街路樹など市街地の被害が話題に挙がるが、なぜか森には侵食して来ないという。森林には未知の外敵を排除する何かしらの機能が備わっているのだ。すごいなー
アバタコバネハネカクシ 11/09/28
体長5.6ミリ。落ち葉下の腐葉土篩いで得られるハネカクシ。腐葉土中を歩きやすいように上翅が小さくなったり(おそらく後翅は退化)、前胸前角の角が取れて丸くなったのだろう。
コバネのハネカクシ 11/09/28
落ち葉下の腐葉土篩いで得られたコバネのハネカクシ。頭部、前胸、上翅と赤みが強いが 11/09/16 「落葉土からのハネカクシ 」で登場したハネカクシと同一種と思われる。体形はまったく同じなので体色変化の範疇なのだろう。
独特の山頂2  11/09/24
なんという奇岩。標高1400〜1500m位だろうか。
チビシデムシ科  11/09/24
体長3.4ミリ。クロシデムシの臭いに誘われて飛んできたのか?いつのまにか撮影ケースの縁に張り付いていた。
ヒメキノコハネカクシ属?  11/09/24
体長2.7ミリ。キノコではなく落ち葉下の腐葉土篩いで得られたが、ヒメキノコハネカクシ属だろうか?
クロズマルクビハネカクシ  11/09/24
体長3.9ミリ。落ち葉下の腐葉土篩いにて。体色からムネアカマルクビハネカクシが候補に挙がるが体長がまるで異なる。ここは前胸が黒と赤の2パターンあるクロズマルクビハネカクシとしたほうが正解だろう。
独特の山頂1  11/09/24
あの頂はなんという岳名なのだろうか?標高1200〜1300m位だろう。
キイロマルコミズギワゴミムシ  11/09/24
体長2.1ミリ。落ち葉下の腐葉土から。上翅の線条は第1条だけが明らかとある。下のクロシデムシとの拡大率の違いに注目(同一画面にしたら下↓のダニと同じくらいの大きさか)。
クロシデムシ  11/09/24
体長33ミリ。とても口には出して言えない秘密の場所で、ヨツボシモンシデムシとぐちゃぐちゃ集団でもがきあっている中から2頭のクロシデムシをチョイスした。常時複数のダニが全身を走り回っているのも異様な光景だが、水で清浄したくらいでは強烈な異臭(死体腐敗or糞尿?)は取れない。
御所湖 11/09/23
台風の影響でここ数日雨ばかり。本日、やっと晴れたが目的の落ち葉篩いは濡れていて無理なようだ。積み重ねてある流木の丸太を見て回る。
キバネセミゾハネカクシ  11/09/23
体長5.1ミリ。前胸にある深い縦ミゾとアリに似ている形態などから、アメイロセミゾハネカクシに極近い仲間だと解かる。でも、同属にしては触角各節の長さ比がまったく違うんだよなぁ。(後日触角比較掲載)
キバネセミゾハネカクシ 
触角拡大。「アメイロと同属にしては触角各節の長さ比がまったく違う」なんて書いた↑が、こうして並べるとそれほどでもないような・・・。
アメイロセミゾハネカクシ 
「アメイロの触角各節の長さはほぼ同じ」と曖昧な情報が刷り込まれたのが原因か?。
フタトゲホソヒラタムシ 11/09/23
転がっている短い丸太の皮を剥ぐと、たくさん潜んでいた。
クロホシホソアリモドキ  11/09/23
体長4.3ミリ。積み重ねてある流木の丸太に生えたキノコから。触角の4〜6節が押しつぶされたような特殊な形をしている。


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