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フサヒメホウキタケ
13/09/12
オオキノコ♀の現場から5mほど先。赤松の立ち枯れにホウキタケが生えて、腐らずにそのまま乾燥したようだ。カサカサ崩すと中から一見ズグロホソオオキノコとみられる甲虫が現れた。斜めに走らない赤斑紋を不信に感じ一応確保する。
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カタベニケブカテントウダマシ
13/09/12
体長3.0ミリ&2.9ミリ。ズグロに限らずホソガタオオキノコ属Dacneではないようだ。図鑑を探し回りやっとたどり着いたのはテントウダマシ科。捕らえたこの2個体のみの比較だが、肩にある赤斑紋は大きさだけでなく黒色が湾入したりと個体差があるようだ。
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カタベニケブカテントウダマシ
13/09/12
「毛深」と種名にあるように細かい微毛が生えるのが特徴か。
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触角拡大
オオキノコムシ科を否定する要因となった触角。ではテントウダマシ科か?と問われれば標準的なテントウダマシの触角ともまったく異なるが・・・。
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オオキノコムシ(♀)
13/09/12
体長18.7ミリ。3日前に2♂の得られた不思議なキノコの現場。本日は同一キノコに♀が来ていた。
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♀
13/09/12
♀の前脛節には棘が無い。
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きのこ
13/09/09
サンダルで踏み込んだ西側の裏山。土に半分埋もれたサクラの太枝に、ひときわ食痕の目立つキノコがあった。直径わずか数センチのキノコだが裏側にオオキノコムシ2頭が隠れていた。
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傘の裏
オオキノコムシは確かサルノコシカケのような硬い厚いきのこにつく筈。傘裏に「ひだ」はなく孔もない柔らかな薄い不思議なキノコ。
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オオキノコムシ
13/09/09
体長29.5ミリと28.0ミリ。大きくもあり、灯火に飛んできた個体はよく見かけるが、直接キノコを食するのは初めて見る。雌雄差をじっくり比較しようと思ったが残念ながら2頭とも♂のようだ。
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♂
13/09/09
♂の前脛節には棘がある。
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●触角球桿部拡大
触角第9節は三角形。第10節は三日月形。第11節はまんまる。
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ついにネタ切れのようです・・・。短い間でしたが更新の度にお越しいただき感謝いたします。8月9日の災害によりフィールドに通う道路が閉ざされ、これからの追加更新もなかなか難しい状況にあります。
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フチグロヤツボシカミキリ
13/07/16
体長13.0ミリ。裏山のホウノキの樹皮に張り付いていた。
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フチグロヤツボシカミキリ(側面像)
。
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ハンノアオカミキリ(側面像)
・・・。
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ハンノアオカミキリ
13/07/20
体長14.3ミリ。伐採木にて。
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ヒメアカタテハ
13/08/23
花壇のコンクリート枠にとまる蝶。マクロに切り替えなくとも、ここまで自動で焦点が合ってしまうんだ・・・凄いな今の携帯。
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ヒロアシタマノミハムシ
13/08/23
体長2.7ミリ。笹の葉の上に止まっているのをよく見かける。近づくとプチッと跳ねて逃げるノミハムシ。体色の変化が大きく、このような2色以外にも全身赤褐色から黒まで様々な個体が存在する。
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●符節拡大
この「じょくばん?」の形がヒロアシの由来か。
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トウヨウダナエテントウダマシ
13/07/04
体長3.2ミリ。雨の合間を狙い裏山に入り廃材置場をみる。菌のまわった丸太の切り口に赤い甲虫が3頭いた。やや細身の体型がダナエテントウダマシ属のようで、この属の一部(国産ではないが)は触角第9節が異様に膨らむ特徴を持つ。(Endomychidae Danae で画像検索してみると様々なダナエテントウダマシ属が見られる)
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オサシデムシモドキ
13/08/13
体長6.8ミリ。シラオビシデムシモドキ同様、ヒラタハネカクシ亜科に属するれっきとしたハネカクシの仲間。
地表よりも林境の枝葉に多い感じがする。
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ナガタマムシの一種
13/08/03
体長5.0ミリ。ミズキの枝葉を叩いて落ちてきた。例によってナガタマムシ類は難しく手がつけられない。
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やや前から
・・・。
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赤林山
13/07/19
今日は特別に2時間の昼休みをいただく。南昌第二トンネルから一気に急坂を登り、赤林山へ向かう登山道にでる昨年開拓したルート。道に沿ってブナの滑らかな樹肌を見て回るのだ。
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ヤマトキモンハナカミキリ(♀)
13/07/19
体長8.4ミリ。花ではなくブナの樹肌に張り付いていた。はじめ岩手を代表するカミキリムシのひとつ「シララカ」だと思った。斑紋の変化を調べるうち、第2列紋の下方への凹みがシララカには無いパターンであった。
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シララカハナカミキリの斑紋変化
捉えどころのなかった斑紋変化を理解するために作ったパターン図です。シララカではありませんでしたが、結果的に誤同定を回避できたことは作成してよかったとおもいます。
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ヤマトキモンハナカミキリの斑紋変化
捕れた個体は真ん中の♀パターンが最も近いかな。♂は第3列の黄斑紋帯を欠き、更に第2列までも消える個体も存在するという。
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樹肌
13/07/19
登山道に沿ってブナの巨木が点々と存在する。ブナの樹肌は明るい灰色まだらで黒い甲虫がとまっていると判り易い。
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クロオビヒゲナガゾウムシ(♀)
13/07/19
体長7.8ミリ。ブナの滑らかな樹肌に張り付いていた。ヒゲナガゾウムシの中に極端に触角の長いグループが存在し、一度は見てみたいと思っていた。その中では最もポピュラーな種のようでネットでたくさんの画像が見られる。♂の触角は体長の4.5倍もの長さを誇るが、♀は1.5倍ほど。
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ツツゾウムシ
13/07/19
体長10.2ミリ。ブナの倒木に多数のゾウムシがいる。大きさや体色が様々で、灯火によく集まるツツゾウムシとは思わずにたくさん採集してしまった。
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ツツゾウムシ
13/07/19
体長7.0ミリ。体表の黄粉が落ちてしまい、黒い上翅は青い光沢さえ感じる。上の個体と同種とは思えない。
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コクビボソムシ
13/07/10
体長4.6ミリ。「*(1)水辺の里」の散策道に沿った草木のビーティングを行った。*(1)現在は8月9日豪雨により壊滅的な崩壊を起こし閉鎖中)
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側面像
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ジュウジクロカミキリ
13/07/10
体長6.7ミリ。オニグルミなどクルミ類の枯れ枝に集まるという。
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峠
13/06/25
2か月も前の記録だが、峠に行けないとなるとお蔵入りも引き出したくなる。
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マダラフトヒゲナガゾウムシ(♂)
13/06/25
体長8.5ミリ。昨年の8月3日にも記録したばかりだが、今回は♂♀同時に得られ、比較するのにはいい機会だと思ったので。♂の球桿部は6節を数える。
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マダラフトヒゲナガゾウムシ(♀)
13/06/25
体長7.4ミリ。♀の球桿部は4節を数える。
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キアシチビオオキノコ
13/06/25
体長3.4ミリ。これまた7年前となる06/06/14に記録している。図鑑によると「少なくない」と説明されるが、貴重度はネットの画像検索で、ある程度の計れるように思う。たくさんの人が画像に残していれば、ありふれた種といえる論理だが・・・。
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側面像
・・・。
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集団
13/06/25
峠から山の斜面に登り、採集を開始する。地面に半分埋もれた朽木を叩いて得られたと思うが、よく覚えていない。
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クロルリゴミムシダマシ
13/06/25
体長8.2ミリ。
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キマダラコウモリ
13/08/15
草木のビーティング中に落ちてきた。コウモリのようにぶら下がる形態が似ているからコウモリガ科。甲虫関連では幼虫の生木穿孔は樹液を作り出す原因のひとつとして知られる。縮小退行した触角や誇大装飾気味の符節は何を物語るのか?次々と疑問が湧いてくる。
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ワシバナヒラタキクイゾウムシ
13/08/13
体長5.1ミリ。樹種は不明だが積み上げられた丸太の切断面に2頭張り付いていた。前胸背板の中央後半がくぼんで密に点刻されるのが特徴。
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●前胸陥凹拡大(1)
別々2頭の前胸を拡大してみる。窪みの中に丘陵地帯がある。
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●前胸陥凹拡大(2)
くぼ地の点刻は個体によって位置や大きさが微妙に異なり、丘陵地帯の形差となって表れる。
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