甲虫雑感録66 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



シラフチビマルトゲムシ  07/10/15
森の番小屋付近の側溝を狙う。体長約3ミリ。さまざまな色の長毛を密生し、特に白色毛が目立ちマダラ模様を作っている。
ハネカクシ  07/10/15
森の番小屋付近の側溝、落ち葉の下を狙った。体長約7ミリ。複眼が大きく突出し、ヤマトオオメやアカアシオオメにしては体長が小さいようだ。
ウスイロオサシデムシ  07/10/11
体長約5ミリ。図鑑によると「古い薪や花などにいる。」とあるが、なんとクサウラベニタケ(毒)の柄の中に潜んでいた。ツヤシデムシ族はシデムシ科のなかでも小型種ばかりを含む特異な一群であるため研究者によってはハネカクシ科の一部を含めツヤシデムシ科とすることもあるという。
クビボソハネカクシ属?  07/10/05
体長約5ミリ。頭部の形と細い首からこの属に見当をつけるが、図鑑に一致する種は見当たらない。膨大な種数を有するハネカクシ科にあって、体長3〜5ミリクラスは最も多い帯というが、簡単に手出しできない分野かも・・・・。
アナバラアリヅカムシ?  07/10/04
落ち葉を掃った後に逃げる甲虫らしい光沢を探す作業をしていて見つける。体長約2ミリ。 アリヅカムシ科は脚光を浴びている分野らしくスゲー検索がヒットする。新種や分類の変更などもたくさんあるものと思われるが、1984年発行の図鑑ではこの種名がもっとも近いかなぁ。
アサギマダラ  07/10/03
長距離移動で有名な蝶で、気流に乗って岩手にもたまに現われるようだが、もちろん初めて見る。撮影のため近寄ってもそれほど逃げず協力的だ。
チビメナガゾウムシ  07/10/03
体長4.5ミリ。前胸前縁は両側で前へ張り出す。上翅各間室には一列の灰白色の長毛が生えている。
ヒメキバネサルハムシ  07/10/03
8月2日に記載済のハムシだが、前胸の色が黒くなく別種に見える。アオバネサルハムシ同様色彩の変異が存在する。
ハレヤヒメテントウ  07/10/03
左右の紋様が癒着ぎみだが 紋様のはっきりしたこういうヒメテントウはわかりやすくていい。 一叩きで4匹入ったのでなにか食相(につく虫)に中ったのだろう。茶の害虫クワシロカイガラムシの天敵として有名。
キイロセマルケシキスイ  07/10/03
4黒点がないだけでこの種名にしたがヨツボシセマルケシキスイそっくり。色彩に変異が多く前胸中央や上翅に不定形の黒紋が出ることがあるという。
チビヒゲナガゾウムシ属  07/10/02
体長や前胸後角が肩に被る体形からこの属とみられるが、当てはまる種が見当たらない。
浅い森  07/10/02
前回は9月3日だから深い森には一ヶ月も踏み入っていないことになる。深い森はキノコが多く魅力的だが、蚊とハエが恐ろしくてまだ入る勇気がない。今日も手軽な浅い森でビーディング・・・。
ウスモンコミズギワゴミムシ  07/10/01
体長約2ミリ。落ち葉の下で簡単に見つかるが、あまりに小さいためルーペで拡大するまでゴミムシであることも判らない。
キクビアオアトキリゴミムシ  07/10/01
エメラルドグリーンの上翅。
クロヒラタケシキスイ?  07/09/27
体長約5ミリ。赤いクロヒラタケシキスイとは、はじめて見るが・・・。
チビマルハナノミ?  07/09/26
体長約3ミリ。水辺でもないのになぜか体についてきた。
ノミハムシの一種  07/09/25
ハムシによくみられる前胸後縁に凹みがある。体長の1.9ミリは、とまっているケースの厚みから割り出した。
ルリマルノミハムシ  07/09/25
春先によく見られるが今の時期とはめずらしい?。触角が9節と少ないのはヒゲブトノミハムシ属独特の特徴で、国内では他にコマルノミハムシなど2種がしられる。
ケナガセマルキスイ?  07/09/20
佐々木商店の自動販売機による灯火採集甲虫。体長約1.5ミリと極めて小さいが、9月10日の不明種はこれかも。
ムナグロホソアリモドキ  07/09/20
時期はずれの自動販売機による灯火採集甲虫。ツガムシなど夏の甲虫相とは一変している。
ニセアカマダラケシキスイ  07/09/20
佐々木商店の自動販売機による灯火採集甲虫。体長約7ミリとケシキスイ科にしては特大クラス。アカマダラケシキスイとの違いは中脛節の曲がり具合。
暑い夜  07/09/20
日が落ちても暑い。こんな熱帯夜な夜には下の佐々木商店の自動販売機を視てからの帰宅になるわけだ。
ムナビロサビキコリ  07/09/20
暑いわけだ、なんと盛岡で30℃を越したという。時期的に効率は相当悪いがビーティングに終始した。
ニセクビボソムシ科の一種  07/09/20
体長3ミリ弱。後腿節だけが黒いことや上翅に斑紋がみられないことからチャイロニセクビボソムシあたりがいちばん近いんだろうけど触角の太さが図鑑と一致しない。
コブマルエンマコガネ(♂)  07/09/19
体長約8ミリ。腐って水分をたっぷり含んだキノコ(シロハツ?)に2♂1♀の3頭を見つける。
コブマルエンマコガネ(♀)  07/09/19
体長約8ミリ。獣糞に普通にみられる種だとも言われるが、これまで登場しなかった理由は、ただ積極的に獣糞を攻めなかっただけ。
チャマダラヒゲナガゾウムシ  07/09/18
体長約8ミリ。吻に細い3条の隆起がある。
トビハムシ亜科  07/09/14
チャイロサルハムシの色ツヤだが、トビハムシ亜科においては希な色彩だと思う。体長は約3ミリ。
ヒメヒラタムシ  07/09/12
コナラ倒木の皮の裏をチョッとだけ覗いてみた。動かずじっとしている光沢の無い甲虫がみえる。生態撮影可能な場合でも、最近はすべて捕獲ケースに直行することが多い。
トビハムシ亜科  07/09/12
よくみるイネ科の雑草に2頭ついていたが、片方は捕獲の段階で跳んで逃げた。体長は約2ミリときわめて小さいが、特徴のあるごつい体格をしている。
コヨツボシケシキスイ(♂)  07/09/11
コナラ倒木につがいのでいたので並べてみた。 体長は約5ミリと♂のほうがやや小さい印象だが、前胸幅に対する頭部幅というより複眼幅の比は♀よりある。
コヨツボシケシキスイ(♀)  07/09/11
体長約6ミリ。♀の紋様の大きさが明らかに前>後なのは個体差とか地域差なのだろうか。
マダラチビコメツキ?  06/09/14
「ん〜」比較のため強引に過去の画像を持って来たが、この斑紋は個体変異の範疇なのか判断に迷うところ。
追記:コメツキ類の詳しい方から連絡をいただき、マダラチビコメツキで間違いないとのこと。この種は色彩の個体変異が多く、ほとんど真っ黒になる物まで出るそうです。情報ありがとうございます。心より感謝申し上げます。
マダラチビコメツキ  07/09/10
体長約5ミリ、記載済みの種ではあるが独特の模様から、今回のが正真正銘マダラチビコメツキで、過去画像は修正を検討中↑である。
不明種  07/09/10
体長約2ミリ。落ち葉の下から発見。テントウダマシ科みたいに触角先端3節が広がっている。
ルリテントウムシダマシ  07/09/04
普段から時期を問わず伐採木などによくみる種だが、今年はとくに大発生のようだ。裏山の遊歩道階段に使用した木肌のすべすべした小丸太に白い貝状キノコが生え、その裏に大量に生息している。
デオキノコの一種  07/09/04
キノコに結構多いデオキノコ科の水滴型は、体長が1〜2ミリと小さいうえ、種間の変化にも乏しく撮影意欲の湧かない対象である。画像の種は体長約3ミリと大きく体色も茶色と一風変わっている?
シロタマゴテングタケ  07/09/03
オオキノコ狙いで久々に森の中に入ってみた。森の中は蚊とハエが取り巻き恐ろしいことになっている。常に移動していないと直ぐに刺されてしまう。下のヨツボシオオキノコを捕獲した際も、左ひじを中心にいっぱい刺されてしまった。
ヨツボシオオキノコ  07/09/03
アカマツの立ち枯れにキノコが生えるとは珍しいが、裏のヒダを見るとなんと未採集オオキノコだ!。体長約5ミリ。山地のムキダケなどやわらかいキノコに付くという。


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