甲虫雑感録99版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



ウンモンテントウ  10/07/09
上翅の黒点を囲む白が黄色のものや、黒点自体が消失してしまう個体など斑紋は変化に富む。
ビロウドカミキリ  10/07/09
峠の途中、道路側に垂れている木枝にいた。灯火にもよく来るカミキリ。
小楯板付近の拡大  10/07/09
ビロード地みたいにびっしり毛房の詰まった感触に見えるが、拡大すると小孔がしっかり開いていたり、どうも目の錯覚のようだ。
んのき  10/07/09
えのき?峠にみられる飲み込まれる樹名札。
ナガコメツキダマシ♀  10/07/09
体長6.8ミリ。図鑑では上翅が黒いが、色彩変化があり、この画像のように赤い個体も存在する。♂は甲虫雑感録69版を参照。
ツヤケシヒメハナゾウムシ  10/07/09
クワヒメハナゾウムシと紛らわしい。図鑑画像では詳しく比較できないので、日本産ゾウムシデータベースからキャプチャーしてきた画像↓を並べて比較した。前胸の点刻の粗さとフタコブ状尻部からこの結論になる。
キャプチャー画像 
(左)ツヤケシヒメハナゾウムシとクワヒメハナゾウムシ。このキャプチャーした画像を横に並べて比較すると違いが判りやすい。本当は盗んだ画像を公表するのはいけないが、縮小しているので許してね。
木漏れ日  10/07/09
30℃を超える下界と異なり気温25℃、木漏れ日が清々しい峠の頂点です。画面右側に山頂(848m)を目指す登山道が延びます。
クロナガキマワリ  10/07/09
体長14〜18ミリ。前胸後縁が縁取られる。
ナガハムシダマシ  10/07/04
体長9.5〜11.5ミリ。間違え易いので比較用として並べました。触角の最大節が3節か11節かでも判るし、体長も重ならない。
アカマダラカツオブシムシ  10/07/09
体長3.8ミリ。捕れた小甲虫を撮影していたら、何処からか飛んできた。散々動き回ってボウズのときなどは、動かないで一箇所で待ち伏せしたほうが、成果があったのではないかと思う。
峠  10/07/07
東北電力による高圧線下の下草(低木)刈りが進められているようだ。今は昼休みなのかうるさくないけど、奥のほうの電線周囲の草木の色が変わっている。
コウゾチビタマムシ? ヌスビトハギチビタマムシ  10/07/07
体長約3ミリ。白とオレンジの毛が模様を形成している。肩の張り出しが弱いのでマルガタチビタマムシかとも思われたが生息域が関東以西とあるので否定される。
ヒメキマダラコメツキ  10/07/07
体長3.8ミリ。多い。よくフキの葉上に静止しているほか、草木のビーディングでもよく落ちる。また発生期間も長期にわたるようで、「秋田県のコメツキムシ」に少ないとあるのが不思議なくらい。

森林内の薄暗く低い位置に棲息し花には滅多にこないので、通常の採集ではあまり採れないと言うことですね。FIT等では多数はいります。だそうです。情報ありがとうございます。
キノコゴミムシダマシの一種  10/07/07
体長6.0ミリ。普通♂には複眼内側に対の角がある場合が多い。
アカハラクロコメツキ  10/07/07
体長10.0ミリ。種名の通り、腹部が赤いのでAmpedus属の中では最も分かりやすい。
側面  10/07/07
裏面のほうがより良かった?。
巨大蕗  10/07/06
高さ1.5m。並べた百均ビニール傘と比較してほしい。・・・・実はさすが秘境でもなんでも無くて、近所の農家が道路脇に食用として植えた秋田フキ。でも、この大きさに育つ環境そのもの自体が秘境だよなぁ。
ミツバチ巣穴  10/07/06
毎年継続しているコンクリート電柱内部に巣食うミツバチ。今年も健在のようだ。道路を挟んで反対側にシイタケ菌床廃棄場がある。
菌床廃棄場  10/07/06
昨年、緑のハネカクシで紹介したシイタケ菌床廃棄場。腐敗物に集まる甲虫の宝庫だが、あまり来ないのは他人の土地だから。昼休みに乗じてこっそり伺うのだ。
廃菌床拡大  10/07/06
白い物体はシイタケ。最近はホダ木を使わないのが主流なのかな?天候に左右されないし。
茶色のハネカクシ  10/07/06
緑のハネカクシとは当たり前だがインパクトにかけるが・・・。
エンマムシ  10/07/06
体長8.8〜12.5ミリ。前胸前角付近に粗大点刻群がある。上翅は第1〜4背条が完全で、第5〜6背条は翅端にある。外副肩条は後半が無く、内副肩条は破線状。←以上図鑑の解説コピーだが、第4背条が完全ではなくわずかに届かないなど微妙な違いがあるが許容範囲内か。
入道雲  10/07/06
最近夜になると凄い降雨がある。
ツルアジサイ  10/07/04
結構虫を集める魅力的な花だが、手の届かない頭上かなり高いところに咲いていることが多く、いつも悔しい思いをする。
クロルリオトシブミ  10/07/04
体長約4ミリ。山地性。ルリというものの、金属色はまったく感じられない強い光沢のある黒色。
ドウイロチビケシキスイ?  10/07/04
体長2.5ミリ。 形はムネアカチビケシキスイだが、体色がくすんだ茶色で光沢がある。 前回登場(09/09/07)の同名個体とは頭部の色が異なるが。
キアシクロムナボソコメツキ  10/07/04
体長8.6ミリ。 草木(花)のビーティングで得られた。本州、四国、九州に普通に分布し、東北では個体数が多いという。同名の過去画像はどうも別種のようだ。
キアシクロムナボソコメツキ  08/06/08
同名で載せた問題の過去画像。

ムナボソコメツキEctinus exulatus (Candèze,1873)と思われますが、この写真だけでの判断はちょっと苦しいですね。だそうです。情報ありがとうございます。
不明種 10/07/02
体長4.0ミリ。房毛がある。白紋の位置などモンクチカクシゾウムシにも似るが釈然としない。
裏面 10/07/02
腹側にも独特の特徴があるような。
木肌廻り 10/07/02
昼休みという限られた時間で効率よく甲虫を得るためにあみ出したひとつの方法。荒い樹皮や保護色で分かりにくい黒っぽい樹皮を避け、甲虫が見つけやすい白いスベスベした樹皮だけを狙う。急坂の森の中を走り回るので疲労も激しいが未採集種が捕れると疲れも吹き飛ぶ。
クロダンダラカッコウムシ? 10/07/02
体長約6ミリ。ダンダラカッコウムシとの違いもよく分からないが上翅に赤が入っていないのでクロにした?。カエデの生木と思ったらやはり立ち枯れだった。
サルノコシカケ系キノコ 10/07/02
枯れ木に太いサルノコシカケ系キノコを発見。表面にはりついているのは・・・なんだヒメジンガサハムシか?。ん・・・?菌糸を食するハムシ?それはそれで大発見なのだが・・・。
ヒメジンガサハムシ コクヌスト科 10/07/02
よくみると触角がハムシとはまるで違う。こんな甲虫載ってたかなぁと必死で図鑑と照らしあわす・・・と、コクヌスト科に該当する種が存在した。セダカコクヌストかオオズセダカコクヌストのどちらかのようだ。
オオズセダカコクヌスト 10/07/02
頭幅(腹面)の前胸幅のほぼ1/2といわれるセダカコクヌストとは違うようだ。また、金銅色の金属?光沢を有しないことからオオズセダカコクヌストに決着。
オオズセダカコクヌスト 10/07/02
体長6.4ミリ。こんな大型?異型甲虫が近くの森中で生き延びているとは・・・。


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