甲虫雑感録113版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



ダイコンハムシ  11/06/13
体長3.2ミリ。今日はまったく時間がとれず野外に出られなかった。敷地外壁にたまたま張り付いていたハムシで、アブラナ科の植物から得られたわけではないが、決め手は体形。
コイチャコガネ  11/06/12
体長9.6ミリ。この前載せたのは5年も前なので、新光学系で撮ってみるか。1センチもある体長だと相当縮小しないと収まらない。
ダンダラチビタマムシ  11/06/12
体長3.5ミリ。ブナ科樹木の葉に付く普通種といわれるがはじめて見る。中世ヨーロッパ貴族の豪華絢爛たる調度品の気品を感じる紋様
イネクビボソハムシ  11/06/12
体長3.9ミリ。ドロセオイムシとの異名を持つ。イネの害虫ともなると徹底的に研究され尽くされるのが他の甲虫との違い。
クズノチビタマムシ  11/06/12
体長3.7ミリ。急速に楔状に狭まる上翅。
やや横前から 
結構、体厚がある。
キイロヒメハナムシ?  11/06/11
体長1.8ミリ。触角の形状からヒメハナムシ科と見当をつけた。

透き通る甲羅。脚が透けて見える。
キンケトラカミキリ 11/06/11
キンケとは「金毛」からきていると思われるが、金というより鮮やかな黄色だ。
頭部拡大 11/06/11
オレンジ色のハネカクシ 11/06/11
上翅とか前胸とか体の一部が黒いのはよく見るが・・・。ヨツメハネカクシ亜科?
キタカブリ 11/06/11
体長40ミリ。現われたとき「大きい!」と直感する。捕まえようとすると「パシュッ」と白い煙を発射する。辺りに甘い臭いが充満するが、それほどキツイ我慢できない臭いではない。次に口からこげ茶色の液体を出してくる。これがカタツムリを溶かす消化液なのかな?巨大な頭脳派はひるんで指を離させようと次々と攻撃を仕掛けてくる。
ウスグロテントウダマシ  11/06/10
体長3.4ミリ。これまで図鑑の斑紋の絵合わせからキスジテントウダマシとしていましたが、ウスグロテントウダマシと修正します。両者は似た斑紋パターンがあるようです。
赤林山  11/06/09
勤務施設と画面中央に赤林山(855)。昨日に続き今日も同じ赤林山に挑戦する。
赤林山登山道2  11/06/09
登山道に沿って昨日の更に奥を目指す。坂はロープが備えついてある急坂だが一気に駆け上がり標高を上げる。坂の後はブナが散在する稜線の道が続く。もちろん時間内に頂上攻略は無理だが、30分ほどで稜線の小道に出ることが分かった。
ルリクワガタ(♀)  11/06/09
ふと道脇の倒木に目線をやると凹みに光沢のある甲虫が埋もれている。肉眼では真っ黒の体色だが画像にすると瑠璃色光沢が写りこむ。
ヒゲナガビロウドコガネの仲間  11/06/09
現在この分野で最も詳しいといわれる「日本産コガネムシ上科図説 第3巻食葉群U」(昆虫文献六本脚)を手に入れることで種名が判明するのだろうか?やはり交尾器確認は避けられない道なのだろうか。
赤林山登山道  11/06/08
登山道に沿ってビーティング。暫くは水源に沿って平坦な道が続く。10分ほどで急坂に遭遇したので引き返す。
チビマルハナノミ属  11/06/08
水辺の植物上にみられるマルハナノミ科。雌雄で前胸の斑紋に違いがあるようで、別種だと飛びつかないように一応チェックしておこう。
クロアシブトコメツキ  11/06/08
体長7.0ミリ。触角は第3節から大きな鋸歯状となる。
違う種のような気がしますが・・・アシブトコメツキは符節3節に膜状の付属物があるのが特徴で、要確認です。写真はヒメクロコメツキかも?
水源  11/06/08
この先の登山道は急坂が続き、ビーティングどころではない。
キムネマルハナノミ  11/06/08
体長3.9ミリ。
触角拡大  11/06/08
第3節は極端に短小で・・この画像では分解できない。
北の沢林道  11/06/07
勤務施設から5分で到達する最も近い林道。無数にある名も知れない林道のひとつに過ぎないと思っていたが、宮澤賢治縁の有名な林道だと知ったのはつい最近。そういえば車も通られないほど荒れた林道に不自然にも真新しい観光看板が何箇所か立て掛けられてあり、「誰が」読むのだろうと不思議に感じたことがある。
ナガヒゲブトコメツキ  11/06/07
体長3.0ミリ。現在、邦産ヒゲブトコメツキ科は触角球桿部のあるヒゲブトコメツキ亜科3種と球桿部のない単純な鋸歯状触角のツヤヒゲブトコメツキ亜科2種の計5種が知られるが、未記録種もほぼ同数いると甲虫図鑑に書いてある。う〜ん深いな。
ムナボソコメツキ  11/06/07
体長8.5ミリ。暖地性の種で本州の中部以西に多く、東北では少ないとされてきたが「秋田県のコメツキムシ」によると決して少ない種ではないようだ。
不明種  11/06/06
体長8.0ミリ。当初、チャイロツヤハダコメツキが近いかなと考えるが↓まったく違うようだ。
写真だけでは苦しいけど、カタモンホソツヤハダコメツキかな? チャイロツヤハダコメツキ属と同じツヤハダコメツキ群に入ります。群の中では符節が単純か付属物があるかでグループが分けられます。だそうです。ありがとうございます。
頭胸部拡大   
隠れて見えないが触角の第2、3節はほぼ同長でわりと短小。
チャイロツヤハダコメツキ  10/07/11
昨年この種名として載せたヤツ。比較用として並べたが、全然違うのは一目瞭然。
アカタマゾウムシ  11/06/06
体長4.8ミリ。野球バットの素材として有名なヤチダモの葉を食害する。
Ampedus属  11/06/06
体長7.8ミリ。アカハラクロコメツキのような独特の特徴は無いが、前胸の形から同属とわかる。
コメツキに詳しい方から連絡をいただきました。ミヤマタテスジコメツキ種群に属する種です。このような小型で上翅に黄色の縦筋紋のある種は何種もいて難しいグループですが、写真の種はミヤマタテスジコメツキAmpedus gracilipes (Lewis,1894)そのもかも?です。本物のミヤマタテスジは奥関東の山地帯などで得られていますが相当に珍しいものです。なお、保育社の図鑑のは図も解説も別種だそうです。ありがとうございます。
ダンダラカッコウムシ  11/06/06
体長5.8ミリ。肩だけでなく白毛帯の下地は赤色となっている。「ダンダラ」とは いくつかの色が 繰り返し段々になった模様のこと。


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