甲虫雑感録87版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



オオシリグロハネカクシの近似種  09/08/15
体長約5ミリ。体形、体色、顔などほとんどのパーツがオオシリグロハネカクシそのものなのだが、ただひとつ、尻が黒くないのだ。
コナラ樹液  09/08/15
東磐井郡藤沢町に来ている。県南は盛岡にはない竹林やクヌギの自生がみられ広い岩手県の中でも暖かい地方なのだ。コナラも根元付近は大型のカミキリであろう脱出孔でボコボコだが乾いている。背丈よりもやや高い位置にわずかに濡れて昆虫が集まっている場所がある。樹液だ。
オオクシヒゲコメツキ  09/08/15
初めて見る大型コメツキだ。全国的には普通種?かもしれないが、北東北においては割と珍しいという。指に挟み捕獲しようとすると体をポキッと折って逃げようとする。ふふふっそれは折込済みだ。ところが次に口から黄色い汁をドロドロ出し始めたではないか、この攻撃にひるんでしまい逃がしてしまった。クシヒゲ状の触角が撮れず残念。
ツヤムネハネカクシの一種  09/08/11
体長7.5ミリ。
ツヤムネハネカクシの一種  09/08/11
体長約8ミリ。
コウゾチビタマムシ  09/08/11
体長約3ミリ。
キンケノミゾウムシ?  09/08/11
体長約3ミリ。上翅中央後に逆「T」の字様の無毛地帯がある?。
ミゾハナキクイゾウムシ  09/08/11
体長約4ミリ。保育社の図鑑にある「アカネニセクチブト」「マツクチブト」2種のキクイゾウムシとは特徴が異なる。九州大学総合研究博物館・日本産ゾウムシデータベース(これはすごい使えるインターネット図鑑だ)を覗くと更に近いキクイゾウムシが載っていた。
ヒメテントウの一種  09/08/11
体長2.5ミリ。斑紋の特徴から「クロスジヒメテントウ」か「クロヘリヒメテントウ」のどちらかだと思われる。
チビウスバハムシ  09/08/08
体長約3ミリ。ルリウスバハムシに見当をつけるが、体長がより小さいようだ。 触角第3節の前後比からチビウスバハムシとした。【 ルリウスバ 】♂3節は2節の1.5倍、♀3節は4節の1/2倍【 チビウスバ 】 3節は4節よりやや短い。
側面像  09/08/08
チビウスバハムシの特徴は上翅の肩から側後方にかけて顕著な一隆条がある。
セモンジンガサハムシ  09/08/07
前胸部前半が透明で頭部が分かる。透けることで頭部の防御と視界の確保といった矛盾を巧く解決している。透明な傘だと視界が遮られることなく交通事故に会いにくい理屈だな。
ヒメキノコハネカクシの一種  09/08/07
体長約5ミリ。キノコではなく、草木花のビーディングで。
キイロナカミゾコメツキダマシ?  09/08/07
体長3.5ミリ。赤い体色と前胸が横長の長方形であることなどから。
登山道  09/08/06
また峠に来ている。これまでは峠周辺だけをビーディングしていたが、今日はあの山頂(848m)に伸びる登山道に行ってみよう。
ハネアカカミキリモドキ(♀)  09/08/06
体長約7ミリ。「なんだキバネか」これが第一印象。でもパスしないで一応確保して正解だった。キバネカミキリモドキとの違いは1)複眼の大きさ、キバネのほうが特に大きく頭部の大半は複眼。2)前胸前半の張り出し、ハネアカのほうが強く張り出す。3)上翅の光沢、ハネアカは蝋のような無光沢。♂の色彩は♀ほど赤くないようである。4)触角、キバネはカミキリみたいに複眼外周円の内側から生え出すなど。
キバネカミキリモドキ  09/08/--
体長約11ミリ。比較用にボツ画像から拝借してきた。縮尺もほぼ同じにし・・・そう、いちばんの違いは体長でハネアカ(6〜8ミリ)、キバネ(9〜13ミリ)と重なることはない。
オオヒラタハナムグリ  09/08/06
体長約7ミリ。♂はこのように上翅基部に工字形の、そして尾部にT字形の紋がある。♀には字体には見えない不明瞭な紋がある。♂は花に来るが♀は朽木中に発見されるという。つまり♀は得にくい?
擬似木階段  09/08/06
登山道はコンクリート製の擬似木が土止めとして使われておりまるで階段だ。お城の天守閣の最上階にエレべーターで移動する感覚とおなじだなぁ。
ハンノアオカミキリ?  09/08/06
フチグロヤツボシカミキリとの違いは曖昧でよくわからないが、汚いピンクがいた。美麗種の代表とも云われるが、あまり汚いのでこれもトピックかなと。
擦れ顔  09/08/06
ヒゲボソゾウムシ属など鱗片が剥げて黒くなっているのはよく見るが、鱗片でなくメッキ仕様のカミキリも剥がれるとは。
ホソホタルモドキ?  09/08/06
体長約5ミリ。上翅間室に敷居模様が存在し、ベニボタル類の可能性も濃厚だが、前胸背板中央の縦一本隆条の種が見当たらない。で、強引だが縦一本隆条ならホタルモドキ科に似た種を見つける。ただこの種なら体下面(脚を含む)は黄褐色であるはずだが灰色になっている。
ヒメコメツキの一種  09/08/06
体長約6ミリ。黄褐色の個体。
ヒメコメツキの一種  09/08/06
体長約6ミリ。この色が最も多い体色なんだけど比較で登場。
施設東側東屋  09/08/05
照り返しの強い真夏の太陽、そして突然の豪雨。
ムラサキオオゴミムシ  09/08/05
積極的にゴミムシ系は探し出さないが、今年はこのムラサキをよくみる。
カサハラハムシ系  09/08/05
体長2.5ミリ。この紋はカサハラハムシかキカサラハムシどちらかか?。
ベニボタル科  09/08/05
体長約6ミリ。赤から黒へとやんわりと変わるグラデーションはTシャツにするとすごい派手だと思うけど。
避暑地  09/08/04
ジリジリ暑い・・・こんなときは15分で直行できる避暑地「峠」へGO。現場は車外温度計で32度から25度まで下降したこともあり涼しい。さすが高地?(標高500m位だと思うけど)。
メスアカキマダラコメツキ(♂)  09/08/04
種名のとおり♀は「美麗種」としてコメツキの中でも特に脚光を浴びる存在だが逆に♂の情報は極端に少ない。
アオカミキリモドキ  09/08/04
夜、よく明かりに飛んでくる嫌な奴だが、ここで日中に出会うと超美麗種にも見えてくる。
ヒメキノコハネカクシの仲間  09/08/04
体長約5ミリ。上翅と前胸の後半が赤い。
チビマルハナノミの一種  09/08/03
体長約3ミリ。頭部と上翅は微毛に覆われるが前胸部にはほとんど毛がない。いつも水辺周辺にいるやつとおなじだろうか?
イタヤカミキリ  09/08/03
体長約30ミリ。カエデ類の枝葉を叩き落ちてきた。九州、四国など南方の個体は斑紋のコントラストが強く、北に行くほど淡く白っぽくなる傾向があるという。


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