甲虫雑感録86版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



ツマグロチビオオキノコ  09/08/01
体長約3ミリ。 以前記載07/06/25の画像と比べるとツマグロの割合は個体差があるようだ。
メダカツヤハダコメツキ  09/08/01
体長約9ミリ。雌雄の形態が極端に異なるコメツキとして有名だというが、雌の画像が手に入らない。標本においても圧倒的に雄に偏るようである。
不明種  09/08/01
体長約2ミリ。
不明種トネリコアシブトゾウムシ  09/08/01
また、あの (09/07/15)マッチョなゾウムシが捕れる。
トネリコアシブトゾウムシ 10/06/11 体長4.0ミリ。昨年たびたび不明種として登場したゾウムシだ。図鑑に該当種はなかったが、たまたま月刊むしの「タマムシ特集号」(420号)に画像入りの小記事を見つけ判明した。
峠  09/07/31
今日も峠、往復に25分かかるがビーディング正味15分は貴重だ。
紫波三山縦走路  09/07/31
峠から南方向に走る縦走路に沿って叩く。
ビロウドアシナガオトシブミ  09/07/31
体長約5ミリ。下ではまったく捕れないがここでは大小たくさん落ちてくる。図鑑によると金色の毛を有するとあるがそれほど煌びやかではないと思う。前脛節内側にたくさんの歯が確認できる。
ヒメコメツキ属  09/07/31
体長約6ミリ。ナガナカグロヒメコメツキ、ナカグロヒメコメツキ、クロスジヒメコメツキなど候補が多く絞りきれない。
ヒメコメツキ属  09/07/31
体長約6ミリ。肩から黄褐色のスジが入らないタイプも多い。
シロトホシテントウ  09/07/29
体長約5ミリ。白点を数えると10コ。でも白斑が消失し全体淡黄色になる個体もあるという。
不明種キアシヒゲナガアオハムシ  09/07/28
体長約5ミリ。半透明の体に不つり合いの瑠璃色の金属光沢。ハムシだと思われるが分からない。

ある方から前胸背板の後縁にある棘のような突起からこの種名を指摘していただきました。この名で画像検索をかけるとお〜ピッタリ、ありがとうございました。
アリモドキ科  09/07/27
体長約4ミリ。肩から黄褐色の紋が入るのでヘリアカアリモドキかクロチビアリモドキのどちらかだと思うが自信がないので、とりあえず科止まりとしておきます。
側面像  09/07/27
大きい複眼。
メスグロヒョウモン  09/07/25
蝶はよく分からないので一旦写真に撮ってあとで調べた。
カタモンホソコメツキ  09/07/25
体長約9ミリ。上翅基部のみが赤くなる。
キマダラコメツキ  09/07/25
体長5.4ミリ。神奈川と山梨では比較的多くの個体が記録されているがその他の区域においては珍しい種とされる。(秋田県のコメツキムシ)より
アカホシテントウ  09/07/25
体長6ミリ。高さもあり大きい。
    
赤い裏面。
フタオビアラゲカミキリ  09/07/25
ビーディングといっても基本的に道に沿った草木しか叩かないので植相も限られ、カミキリの食相というよりは休んでいる個体が引っかかるという感じだろうか。
調査中  09/07/25
ちょっと待てよ。フタオビアラゲカミキリ↑の斑紋変化にしては薄いようだ。
キイロカミキリモドキ  09/07/24
ナガカミキリモドキ属の♂は触角が16節ある。
腹面  09/07/24
背側より接近している複眼がわかる。腹部の色や第5腹節にある三角の切れ込みが種同定の鍵となる。
キオビナガカッコウムシ  09/07/23
体長約9ミリ。上翅の淡色部に変異が多いといわれるが、昨年と全く同じ四角形の模様だ。そういえばこれまで現われたすべてこの形の模様だった気がする。
アリヅカムシの一種  09/07/23
山道に張り出した梢や木の葉を叩くと何頭か落ちてきた。頭部に凹みがみえる。
ヨツボシオオキノコ  09/07/22
体長約7ミリもあるオオキノコが捕れた。図鑑には最大8.5ミリとあり、さらに大きい個体も存在するとは驚く。
ヒゲブトハネカクシ亜科  09/07/22
体長約4ミリ。09/06/19に載せたモンクロアリノスハネカクシと極めて似るが以下の点が異なる。1)腹部先端や上翅の黒と赤のコントラストがはっきりしない。2)触角がより太いようだ。3)前胸基部にある凹点が小さい。やはりモンクロアリノスハネカクシの変異の範囲内なのだろうか?。
側面像  09/07/22
シベリアチビオオキノコ?  09/07/22
体長約3ミリ。今日は裏山の木の切株のカワラタケから4頭得られた。
頭部拡大  09/07/22
小あごひげの末端節の形でシベリアチビオオキノコとアイヌチビオオキノコのどちらか判別するというので懸命に努力したがうまく撮れなかった。いいところで逃げられる(4頭とも)フェイントが巧い。
ナガアシヒゲナガゾウムシ  09/07/22
体長約6ミリ。近似種ニセナガアシヒゲナガゾウムシとの相違点は触角第3節と第4節の長さ比で判断するという。第3節が第4節より「明らかに」長いとニセナガアシヒゲナガゾウムシで、わずかに長いとナガアシヒゲナガゾウムシとなるという。
前面像  09/07/22
やはりヒゲナガゾウムシ類には顔が欠かせない。
ヒゲナガゾウムシ科  09/07/21
体長2.4ミリ。
ツメクサタコゾウムシ  09/07/21
体長3.75ミリ。タコゾウムシ属は上翅鱗片で種が判るというが、ルーペごときじゃ分解できないぞ。ハコベタコゾウムシにも似るが脚の色で区別する。ツメクサは赤褐色でハコベは黒。ま、体長がぜんぜん異なり、だぶらないんだけどね。
ツメクサタコゾウムシ  09/07/21
側面像。
キイロセマルケシキスイ  09/07/20
体長約5ミリ。成虫は花に集まり、幼虫はきのこを食べるという。
キイロセマルケシキスイ?  09/07/20
上翅に不定形の黒紋が出ることもあるというが常に側縁が黒いヨツボシセマルケシキスイの斑紋に似ている。
コブルリオトシブミ  09/07/20
体長約4ミリ。山地性。イタヤカエデなどで揺籃をつくる。
草原  09/07/18
休日。盛岡から北へ約20キロ程の道の駅「にしね」あたり。予報は雨だったがなんとか持ちこたえている。フラッと街道から横道に入ってみると岩手山山麓の原生林を切り開いた広大な牧草地があった。試しに草原と森との境にあるブッシュを叩いてみた。


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